国連を支える世界こども未来会議
ちよだキース・フォーラム~国連を支える世界こども未来会議in CHIYODA~
2025.12.14
12月14日に日比谷三井タワー 8階 日比谷三井カンファレンスにて、
小学生が自分たちの暮らす地域の未来について考える「ちよだキース・フォーラム~国連を支える世界こども未来会議 in CHIYODA~」を開催しました!

撮影・蔦野裕
当日は区内の小学生32名が参加し、「住み続けられる未来の千代田区」をテーマに、話し合いと発表を行いました。
冒頭では、本イベントを千代田区と共に主催した一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事・一木広治より、
「このプロジェクトは、皆さん自身が未来をどうしたいかを考え、仲間と行動することを大人が応援する取り組みです。ぜひ自分たちの未来を自由に想像してください」とメッセージを送りました。
当日は、初めて顔を合わせる子ども同士で7グループを結成。
NTT株式会社 上席特別研究員の渡邊淳司氏が登壇し、同氏が開発したコミュニケーションツール「心臓ピクニック」や「わたしたちのウェルビーイングカード」を用いて自己紹介を行いました。
体感型のワークを通して、子どもたちは短時間で打ち解け、活発な議論が始まりました。
ワークショップでは、千代田区で暮らす中で感じている課題を出し合い、その解決策をチームごとに検討。アイデアの整理から発表方法まで、互いに意見を交わしながら準備を進めました。




第二部のプレゼンテーションでは、「子どもや多様な人が利用しやすいガーデンづくり」や、「花壇の踏み荒らしをポジティブな仕掛けで防ぐ」といった、
地域の特性を踏まえた自由で創造的なアイデアが次々と発表されました。質疑応答では、他のグループの子どもたちから実現性や費用に関する鋭い質問が飛び交い、会場は大いに盛り上がりました。

受賞チームのメンバーは2026年3月に行われる「第6回国連を支える世界こども未来会議」への参加権を獲得(撮影・蔦野裕)
審査は、大人の審査員と参加した子どもたち自身の投票によって行われ、最優秀賞には「子どもの居場所をつくる」というGグループのアイデアが選ばれました。
学校の開放日を活用し、遊び場と交流の場を広げるという提案が高く評価されました。
特別出演した樋口高顕区長は、「未来の主役である子どもたちの声を、行政としてしっかり受け止め、まちづくりに生かしていきたい」と述べ、全グループの提案を称えました。
最優秀賞を受賞したGグループのメンバーには、2026年3月開催予定の「第6回 国連を支える世界こども未来会議」への参加権が授与されます。
また当日は、一般社団法人日比谷エリアマネジメント事務局の髙松真希氏による特別講座も実施。日比谷の歴史や街づくりについてクイズ形式で紹介し、子どもたちは自分たちの街の魅力を改めて学ぶ機会となりました。
ご参加いただいた皆さん、そして本会議を支えてくださったすべての方に心より感謝申し上げます✨
これからも、こどもたちが未来をのびのびと考え、発信できる場づくりを続けてまいります!
※樋口高顕区長の「樋」は、正しくは「木へん」に「二点しんにょう」です。
