一般財団法人ピースコミュニケーション

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ecoアイデアコンテスト

第2回高校生ecoアイデアコンテスト

2024.03.30

第2回高校生ecoアイデアコンテスト開催!

全国の高校生から環境問題に関するアイデアを募集する「第2回高校生ecoアイデアコンテスト」の本選が2024年3月30日、都内で開催され、香川県立多度津高等学校の「森林木材の活用」がグランプリに選出されました。

本選ではフジテレビの木幡美子CSR・SDGs推進部長ら5人の審査員が

①実現可能性②新規性 ③社会性/親和性 ④アイデアスケール⑤シナジー創出/事業連携 ⑥プレゼン力の各項目で審査を行った。

冒頭、産経新聞社の阿部紳史ソーシャルビジネス事業部部長が挨拶を行い、

「この高校生ecoアイデアコンテストはフジサンケイグループが主催する懸賞制度『地球環境大賞』のスピンオフ企画として行われるもの。今回の第2回も全国の高校生の皆さんから数多くの動画作品が集まった。SDGsの17のゴール目標のうち、前回同様5つに絞り、地球環境を保全するアイデアを皆さんから3分間の動画に思いを込めていただき、表現していただいている。基本的には環境問題の解決策について熱い思いを私たちに届けてもらいつつ、同じ志を持つ皆さん同士で横の連携を取ってもらいながら、今後の糧にしていっていただけたらありがたいと思っている」

などとこのコンテストの意義などを説明した。

グランプリを獲得した「陸の豊かさも守ろう」は人工林で行われている森林見学会で香川県の林業の状況を目の当たりにした高校生たちから生まれたアイデアです。

プレゼンでは「香川県の山では多くのヒノキが植林されているものの、供給量に対し需要が少なく、資源が余っている状況。CO2吸収量や山間地域活性化という観点からも“買って”“使って”“売れる”という森林資源の循環を進めていく必要がある」と説明し、

そのうえで地域イベントで使うためのマルシェ、瀬戸内海を臨む場所へのデッキの制作、ワークショップといった活動で県産材の積極的な利用や消費の啓発を行っていることを紹介。来年度は企業と協力してのCLTを使用したベンチを制作すると発表。

動画では「専門高校に通う私たちだからこそできる取り組みで環境活動に取り組んでいく」と締めくくりました。

表彰式後、木幡氏は「私はフジテレビで『フューチャーランナーズ』というSDGsの課題解決に取り組み人を紹介する番組をやっています。紹介した中に高校生もたくさんいるので、今日いただいたアイデアの中で、番組に皆さんもフィーチャーランナーズとして出ていただけたらうれしいなと思いました」と高校生たちを激励。

ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事より「いろいろなアイデアをありがとうございます。今、日本は国力が落ちて、スタートアップなど若者の力を育てなければいけない時代になっている。そういう中で皆さんにはこれからも頑張ってほしい。そしてこのコンテストは来年以降も続いていくので、これからも参加していただきたい。今日、受賞された方、されなかった方といますが、本当に素晴らしいアイデアを聞かせていただきありがとうございました」とこの日のコンテストを締めくくりました。

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