国連を支える世界こども未来会議
国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA 2025
2025.08.27
8月27日、東京・豊島区と共催で「国連を支える世界こども未来会議in TOSHIMA 2025」を開催しました。
本会議は、豊島区の小学生が“住み続けられる未来の豊島区”についてアイデアを提言するもので、豊島区役所のとしまセンタースクエアと議場にて行われました。
開会にあたり、司会を務めたジャーナリストの堀潤氏は「ここで生まれたアイデアは、私たち大人が責任を持って国連や世界の代表に届けます。皆さんのアイデアが、世界を支える一歩になります」と呼びかけました。
第1部では、参加者が7つのグループに分かれ、ワークショップを実施しました。前半ではウェルビーイングに関する18枚の「わたしたちのウェルビーイングカード」を使って、自己紹介とともに、自分にとって大切なことを共有した後、“住み続けられる未来の豊島区”に必要だと思うカードを選び、1人ずつアイデアを発表しました。
後半では、グループで選んだ1枚のカードをもとに、第2部でのプレゼンテーションに向けて発表用のシートにアイデアをまとめました。
豊島区の高際みゆき区長が挨拶(撮影:三田春樹)
第2部では場所を移し、豊島区議場で各グループによるプレゼンテーションが行われました。
豊島区の高際みゆき区長からは、昨年この会議で出た意見が区の基本構想・基本計画に反映されていることに触れ、「今年も皆さんの提案を今後の取り組みに活かしたい」、また、豊島区議会議長の島村高彦氏からは、「大人は過去の経験にとらわれがちだが、皆さんの『おかしい』と思う視点を指摘してほしい」と期待を込めた挨拶をいただきました。
そして昨年最優秀グループに選ばれ、今年代表としてニューヨークの国連本部を訪問した藤原陽人さんは、自身の経験から「国連だけに頼るのではなく、自分たちの力で平和な世界を実現する団体を作りたい」という思いを語りました。
プレゼンは普段はめったに入ることができない議場で(撮影:三田春樹)
発表では、一人一人の思いやりを形にする“リボンパラソル”の設置や、区民が豊島区を知るためのイベント企画、自然を大切にするために木を増やす提案など、多彩なアイデアが発表されました。
審査中には堀氏が自身のジャーナリストとしての経験を踏まえながら平和についての講演を行い、「“世界は”というのは大きな主語。“私は”というのは小さな主語。“世界は”という時、それが何を指すかは人それぞれ。主語が大きいとアクションは生まれにくいが小さな主語だとアクションが生まれる」と語りました。
厳正な審査の結果、最優秀賞にはEグループを選出しました。
同グループは、「豊島区のことを知り愛着を持ってもらうことで、住み続けてもらえる区になる」という考えに基づき、「明日からキミも豊島区博士!! 選べる3コース 池バスツアー」という企画を提案し、審査員を務めた高際区長は、この企画を「すぐにでも実現できる素晴らしいアイデア」と絶賛。
Eグループは、来年3月に都内で開催される「第6回 国連を支える世界こども未来会議」で、アイデアを発表する権利を獲得しました。
最後に一木広治代表理事が、「豊島区から東京、そして日本へとつながっていくことを考えるきっかけにしてほしい」と締めくくりました。
「国連を支える世界こども未来会議」は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラム「BEYOND 2020 NEXT FORUM」から生まれ、SDGsをテーマに世界の子どもたちが平和で豊かな未来を語り合う場として毎年開催されています。2023年には国連本部から正式に「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」と認定されています。
発表に向けて意見を出し合う子どもたち
ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事